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本日11月8日は相方様のお誕生日でございます。

おめでとうございます!

私より年上になってしまわれたのですね。
これから約一ヶ月間、『お姉さま☆』と呼ばせて頂くことにします(笑)
(そして見事に私が日付詐欺をしたのがバレバレ! 遅れてごめんなさい!)

今の学校に入学して出会ったのも運命だったのか。
初日(でしたっけ?)に一緒にご飯を食べなかったら、こんな風にはならなかったでしょう。
出席番号も遠いですし。
趣味も露出しないようにしていましたし(オーラでバレバレでしょうが)。

そして少なくとも、貴方様をどっぷり濃い世界に連れ込んだのは私だと自負しております。
しかしお互いマイナーにばっかりハマって(しかも出遅れ)、支出は少なくても供給が足りずに大変でしたね。
貴方様の絵には大分救われた気がします。毎度供給ありがとう!

それでは、本日は相方様のリクエストを受ける形で文章をアップしてみました。
私とは違い、相方様の本命が『すみれ様』だということは皆様ご存知の通りだと思います。

そしてこの無節操サイトではすみれ様関連CPが幾つかありますが、今回は初心に帰って

カンすみ』です。

実は私、暦が短いので未だに『カンすみ』を書いたことが無かったんですよね。
(ご存知の通りマリアかかえでさん関係のカップリング、もしくはオールキャラのみでした)
その為、今回のモノは完全な処女作となります。

一応、私の考えるカンすみを詰め込んでみたつもりです。
なので、相方様、そして皆様の考えるCP考とは違うかもしれませんが、大目に見てやってくれれば幸いです。

そしてもう一つ大切なお知らせがあります。
私の大好きな素敵サイト様に、リンクを貼らせて頂きました。
素敵なマリかえ、マリ姫が堪能できるサイト様で御座います。是非是非、足をお運びくださいませ。


それでは、読んで下さる方はいつものように返信の後からどうぞ~。


【私信】

→空様
本日リンクを貼らせて頂きました! ありがとうございました!

本当に、サクコレの場で話しかければよかったと思っております。日記を見てびっくりでした。
あの場には『銀座で直立歩行』の塩絡み様と、相方様と私の3人で居たのですよ。
マリかえやマリ姫の話で一緒に盛り上がりたかったなぁ、と後悔しております。
次の機会には、是非(笑)

そして本日の日記の記事なのですが……トークライブのチケットが開始5分で過半数ってマジですか!?
私見事に寝坊しまして30分後に送信、夕方返信が届いたので無事確保したんですけれども……
危なかったんですね。
正直トップ2人、見くびっておりました(汗)

私も相方様と一緒に上京します。
ですが愛さんの件でもあれだけ舞い上がったのに大丈夫か……と思うと今から不安です。
卒論提出&飲み会明けの上、オマケに4時起きでフラフラしている2人組みを見かけましたら、
お気軽に声を掛けてやってください。

それでは、今回は本当にありがとうございました!


【拍手返信(くらゆき)】

→飛竜彩女様
メッセージありがとうございました! そしてロシア語の件を理解して頂いきありがとうございます(笑)

『君ある』では隊長がかえでさんと2人で行くんですか! デートじゃないですか何て羨ましい。
しかし、うちの心が狭いマリアにそれが知れたら隊長の命が……。
全力で逃げて頂きたいと思います(笑)

かえでさんのイラストは、公式だろうが何だろうがどこで見かけてもニヤニヤしてしまいます(キモイ)
私、一応お気に入りキャラの同率一位がかえでさんとマリアなのですが、マリアはそこらじゅうで見つけられる
反面、かえでさんはどこにもいらっしゃらなくて悲しいです。
もう少し普及してくれませんかねぇ。やはり出番が少ないのが原因なのか……。

イベントに行った時間は…初日はかなり早く行ったのですが、開始後30分くらいの時間に行っても
普通に入れましたよ。
ただグッズは売り切れる可能性があるので、やはり開店と同時に入るのがいいと思います。

あと、先にグッズ売り場に走る方がいいです。絵の鑑賞はその後ゆっくり……。

初日はレポの通り所定の場所に居なかったので分かりませんが、2日目では30分前でも並んでいる人は
10人居なかったと思います。
しかし大阪の方が人口が多いので、名古屋の尺ではどうとも言えませんが…(すみません)

しかし取り敢えずは、自分が楽しむことですよ。
カンナのグッズが沢山あることを、こちらからも願っております。
(名古屋ではかえでさんグッズよりも確実に量はあったと思います・泣)
是非楽しんできてくださいね。

それでは、メッセージありがとうございました!

それでは、つづきからよりお進みくださいませ~。

【本日の戯言18】
愛さんに続いて、生麗さんと生美智恵さんにもお会いできそうです。
頑張って早起きした甲斐があったのか、送ったその日に返信メールが届きました。
あとは入金だけですね。

怒涛のようにイベントラッシュでこっちがパンクしそうです。持つのか私の精神!




+++++++++++++++


『雨の日の小話』
 

今日の帝都は、朝からしとしとと秋雨の降る生憎の天気。
普段は外で遊んでいるメンバーの年少組も、今日は大人しく室内で窓の外の雨を眺めている。

外での修練ができないさくらは紅蘭に引っ張られて彼女の実験を手伝う羽目になり、
普段通り執務室で仕事をしていたかえでや大神も、どんよりとした曇り空に溜息を吐いていた。
しかしそんな中でも変わらない人間は居るもので、マリアなどは普段通り射撃場で銃の訓練に勤しんでいる。

メンバーがそんな風にそれぞれの時間を過ごしていた頃、すみれは『ある場所』で呆然と自分の真上を
見上げていた。

そこは普段彼女が足を運ぶことの少ない『図書室』。

彼女よりもずっと背の高い本棚がずらりと並ぶ少々埃っぽいこの空間を、すみれはあまり好きに
なれなかった。

しかしそんな彼女であっても、舞台で演じる作品や役柄を深める為、その原典や作品の背景を記した資料を
探しにここを訪れることがある。
古い作品であると資料も埃を被ってしまっていることが多々あったが、それでもすみれは妥協することなく
自分の役柄を熱心に研究した。

そして今日も、生憎の雨模様であったことも重なって、彼女は次回主演を務める舞台の役を研究すべく
図書室へと足を運んだのであるが……。

彼女が求めていた本は、背の高い本棚の一番上に存在した。

そこは、彼女がいくら背伸びをして手を伸ばしても届かない所である。

「……」

憎々しげに彼女はその本を睨みつけると、そのままの表情で視線を自らの右手の方へと動かす。

そこには無残に壊れてしまった『踏み台』があった。

今のすみれのような状況は、彼女自身も何度となく遭遇していることである。
そしてその時に困る事の無いようにと、図書室にはきちんと踏み台が用意されていたのだ。

だがその踏み台はつい先日、元々老朽化していた為か見事に壊れてしまった。
乗った瞬間に天板を真っ二つに折った張本人は、『太った訳じゃない!』としきりに連日の酒盛りの
言い訳をしていたが、そう騒いだところで壊れたものが元に戻る筈も無い。

結局新しい踏み台を新たに購入することになったものの、未だそれは劇場に届いてはいないのだ。

どうしようもないこの状況に、すみれは深い溜息を吐く。
しかしずっと見つめていても状況が変化する筈も無く、彼女は後に自室から椅子を持ってくる事にして
その本を諦め、別の資料を探すことにした。
 
 
+++++++++++++++

 
原典、資料、辞典等……すみれは様々な本を抱えて図書室を出、自室でそれらを熱心に読みふけった。
やがて時計の長い針が一周した頃、すみれは自室の椅子を持ち出して再びその本棚の前に立ち、
上を見上げて再び唖然とした。

その本が置かれていた位置には同じ大きさの隙間が開き、そこに存在していた筈の本が無くなっていたの
である。

「……全く、骨折り損とはこの事ですわね。」

思わず口に出さずには居られなくなったすみれは憮然とした表情でそう呟き、持ってきた椅子にどっかりと
腰を降ろした。


そしてもう一度本棚を見渡した後、再び立ち上がったかと思えば椅子をその場に残したまま本棚の樹海を
歩き回る。
違う場所に移動してはいないかという思いからだったが、さすがにそれは無かったらしい。
つい先程も見た同じ光景をもう一度見たすみれは溜息を吐いて、一番奥にある本棚の影から顔を出した。

彼女の視線の先には、幾つかの机と椅子が並んでいるスペースがある。
部屋に持ち帰らずとも本を読めるようにする為のものであったが、すみれはそこに、先程までは無かった筈の
人影を見つけた。

「……な、何であの方が此処にいらっしゃいますの?」

そう呟く彼女の表情は、驚愕以外の何物でも無い。

だが、すみれがそう言ったところで、人影は彼女に視線を移すどころか全く動く様子を見せなかった。
不思議に思ったすみれはその人影に近づき、そうっと顔を覗き込むと、その名前を口に出す。

「カンナさん、どうして貴女が……」

口にした言葉は、途中で打ち切られた。

カンナはすみれの存在に気付くことも無く、ぐっすりと眠っていたのだった。
読んでいたのであろう本は無造作に机に置かれ、彼女自身は腕を組んだままの姿勢で
船を漕いでいたのである。

大方、デスクワークを苦手とする彼女は本を読み始めたのはいいものの、数ページ読んだだけで
眠気に誘われてしまったのだろう。
そしてそれに打ち勝つ事ができなかった為完全に眠りこけ、今に至るといったところであろうか。

「……」

憎まれ口のひとつでも叩いてやろうと思っていたすみれであったが、相手がこの状況ではそれもできず
呆然と相手を見つめる。

するとカンナはなにやらぼそぼそと寝言を言ったかと思えば、唐突にこう呟いた。

「……すみれ……」
「……っ!」

唐突に名前を呼ばれ、すみれは驚いたように目を見開く。
するとすぐにカンナは、寝言特有のゆったりとした口調で更に言葉を紡いだ。

「そんなに芋ばっか喰ってちゃ……太……」
「お、おだまりなさい!」

あまりの言葉に、すみれは思わず怒鳴り散らす。
その声は静かな図書館の中に響き渡り、その余韻が暫く辺りに反響している程であった。

「う~ん……」
「な、何なんですの……。」

五月蝿そうに顔を背けたカンナに向かい、すみれはそう言い捨てた。
そしてふと彼女の目の前にある机の上にある本を見、その正体に再び目を見開く。

それは、紛れも無く彼女が先程手に取るのを断念した本であった。

何故、彼女がこの本を手に取ったのか。
彼女は確かに、すみれの相手役として同じ舞台に立つことが決まっている。
だからといってデスクワークの嫌いな彼女がどうして……。

「うん……」

すみれの中で様々な疑問が交錯する中、ふとカンナの口が再び声を紡ぎ始める。
驚いた彼女はすぐにその場を離れようとしたものの、それより前にカンナの瞼はゆっくりと開かれた。

「あれ……此処、何処だ?」

寝起きにしてはしっかりとした目で、カンナは辺りを見渡しながら呟く。

「大帝国劇場の図書室ですわよ。」

結局逃げ出すことのできなかったすみれは、その疑問に丁寧に答えた。

「図書室ぅ? あ、そうか。今度の舞台の本探してたんだ。」

ぐっと背伸びをしたカンナは暫く不思議そうな表情をしたものの、すぐにポンと手を打ちすみれの言葉に
答える。
どうやら、彼女の中では全てを理解したらしい。

「一体どうなさいましたの? 貴女がこんな所にいらっしゃるなんて、通りで雨も強い筈ですわね。」
「うるせえ! どうせアタイにゃ似合わねぇよ。あ~、雨だから修行もできねぇし、どうすっかなぁ……。」

何よりも先にカンナに対して憎まれ口を叩いてしまうすみれが反射的にそう言うと、カンナはすぐに応戦せずに
ぽりぽりと頭を掻いた。
そして机上にあった本を手に取ると、椅子からゆっくりとした動作で立ち上がる。

「カンナさん。」
「んあ?」

座っていたせいで同じであった目線が高くなった相手を見上げてすみれが声を掛けると、
カンナはあくびをかみ殺しながら彼女を見下ろす。

「その本、どうして貴女がお持ちでしたの?」

すみれがそう相手に聞いたのは、自らの中に湧き出た自然な疑問からであった。

「ん? ああ、これか。」

カンナは相手に指された本を見つめると、自らの眼前までそれを持ち上げてしげしげとその表紙を見つめる。
そして、ふっと笑うとすみれを見下ろした。

「またおめぇと主役だから、文句言われちゃ堪んねぇと思ってな。ちぃっとばかり勉強しとこうと
 思ったんだけどよ……アタイにゃ性に合わねぇや。」

そう言うが早いか、彼女はすみれの方にその本を突き出した。

「な、なんで私に渡しますの?」

反射的に本を受け取ったすみれは、その唐突な相手の行動に困惑して再び問いかける。
すると、きょとんとした表情でカンナはこう言い放った。

「おめぇ、読みたかったんだろ?」

自らの心を見透かしたような発言に、すみれは思わず固まる。
そして何故それが分ったのかを彼女が問いただすより前に、カンナは自らの言葉を続けた。

「何だかんだ言って、いっつもおめぇは主役だろうが何だろうが、こういう勉強はちゃんとやってるからな。
 まあ、その辺はアタイにゃ真似できねぇし、凄ぇと思うぜ。」
 
そう言って屈託の無い笑みを浮かべ、カンナはぽんっと軽くすみれの頭を叩いた。

「……」

普段ならば何事かを言い返す筈の彼女は、何も言わず呆然とカンナを見上げるのみ。

「んじゃ。」

その表情のままでカンナはすみれに背を向けると、本棚の樹海の間を縫ってその奥へと消えていった。

「うおっ! びっくりした! これおめぇの部屋の椅子じゃねぇか。ま、起こしてくれたお礼に戻しといてやるよ。」

入り口からふと聞こえたそんな声にも、すみれはなにも言わない。
すると暫くして扉を閉める音が室内に響き、再びそこは雨音だけが支配する空間となった。

すみれはしばらく呆然と突っ立っていたが、やがて自らの頭にぽんっと右手を置くと、黙ったままで
床を見つめる。


今までも、そしてこれからも、ずっと彼女は他人の前で燦然と輝くことだろう。

しかしその輝きは、彼女が普段から行い続けた努力の結晶であるということを、自分以外の誰も
知りはしないとすみれは思っていた。


そして、今の今までその努力を認めてくれる者は居なかった。

ましてやそれを妬むことなく素直に認め、褒めてくれる人間など……。
 
「……」

雨漏りのしない部屋の床に、ぽたりと一粒のしずくが染みを作る。

俯いた彼女の頬は、今ようやく赤みを増したところであった。


+++++++++++++++
脳内に浮かんだものと、完成したものとが違うことはよくあります。
しかし、今回ほど露骨に違うのも珍しいっちゃ珍しい……。

もっと百合くさくなる予定だったのに! ごめんなさい相方様!
こんな輩は早く切り捨てた方が身のためですよ!

でも一応言い訳。
カンナはきっとメンバー皆のことを、かえでさん並みによく見てると思います。
勿論すみれ様のこともちゃんと見てると思うし、自分が尊敬できるところは尊敬してる。
それを恥ずかしげも無く言えるところが、カンナの凄いところだと思っております。
普段マリかえすみにばっかり目が行っている私ですが、カンナはやっぱり大好きです。

……しかし、これをカンすみと言っていいものか……。
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