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明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。
本年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

……という謳い文句を、手元にあった年賀状から拝借してみました。

冗談はこのくらいにしておいて(マテ)、皆様お正月をいかがお過ごしでございましょうか?
私は相変わらずの寝正月の日々を送りつつ、来年から年下の従兄弟達にお年玉をやらなきゃならんと思うと、大人になりたくない気持ちでいっぱいになったりしておりました。
CSで『シ○ィーハンター』を見てレニの中の人の声を聞いた後、『ヘキサ○ン』でカンナの中の人の声を
聞いたりもしましたね。
(月曜日はかえでさんと姫、すみれ様が聞けるかもしれません)

さて、突然ですが『1年の計は元旦にあり』という言葉があります
既に元旦から2日経っておりますが、この辺りで今年の私の目標をば(但しコッチ方面限定)。

・いい加減『サクラ大戦』ゲーム版をプレイする
 (2のリメイクなんて待ってないで早くやっておしまいなさい)
・いい加減途中で止まっているマリかえという名のオールキャラ話を書き上げる
 (開設前から書き溜めていたのにまだ書ききれてないなんて……!)
・うちのメイン(マリかえカンすみ)と準メイン(モトホシアイリス)の誕生日くらいは更新する。
 (去年みたいに大量に上げるのは無理かと思われますが……)

こ、こんなもんでしょうか。
(できることなら『かえすみの長編』とか『大正浪漫のカケラも無い現代パラレル』とか『ドシリアス』とか
 やりたいですけどね……! 言ってみただけです)

一応、言わないとやらないので宣言してみました。
でも、計画っていうのは踏み倒す為にありますよね(ヲイ)

まあそんな感じで更新の少ない無節操で不真面目なサイトでございますが、本年もどうか見捨てずに
生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

ご観覧の皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

では、何だかんだで今回もネタを投下しました。
今日は大神隊長の誕生日ですものね! おめでとう隊長!

……全っっっ然関係無い話ですけどね!
(いや、別に隊長嫌いな訳じゃないんですよ。ただその後に大きな爆弾が待っているだけで……!
 私、これすっぽかしたら全国のファンの方と何より相方様に殺されますんで……!)

そんな感じで、今回も大神隊長の出番の無いネタです。
大晦日のモノよりは微妙に百合くさいですが、そんなに大したものではありません。

それではいつも通り拍手レスの後からお進み下さいませ!

【拍手返信(くらゆき)】

→飛竜彩女様
明けましておめでとうございます。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

私も31日~1日の真夜中に出したことがありますよ(笑)
プリンターが壊れて宛名を全部手書きにしなければならなくなったせいなんですが、この時は紅白どころじゃ
ありませんでしたね。
今年は30日に出した県内の友人から2日に届いたという話を聞いたので、思ったより早く届いたことに
驚いております。
これも働いている皆様のお陰ですね、いつもお疲れ様です。ありがとうございます。

四次元ポケットだけ強奪は私もしたいですね。もしくはスペアでも可。
どこでもドアとタイムマシンがあれば大概の夢は叶うと思います、私の場合。
幼少時に全くアニメを見ていなかった身なので、90年代に戻って黄金期のアニメを見まくりたいです。
も、勿論歌謡ショウも! 浪漫堂ライブも!
時の流れは残酷ですね、チックショウ!

トーク&ライブのゲストのお話ですが、お2人共『花組皆揃えばいいのにね~』とおしゃっていたので
サクラの中の人の可能性が大だと思われます。
皆揃ったら凄いだろうなぁ……でも今度はチケット取るのが大変になりそうですが(笑)
個人的には、愛さんがいらっしゃったら全力で取りに行こうと思います。

大晦日ネタもお読み頂きありがとうございました!
すみれちゃんの手料理は、凄まじいとは分かっていながらも一口くらいは体験してみたいです。
倒れるんでしょうか、やっぱり……。

それでは、メッセージありがとうございました!

それでは、大神くんの誕生日の癖に彼は全く出てこないネタをお読み下さる方は、どうぞお進み下さいませ。
……今年もここでの彼の印象は薄いような気がします。ごめんよ隊長……。
(凄く微妙にですが、百合要素が入っています。苦手な方はご注意下さいませ)

【本日の戯言26】
こんな所で呟くのもなんですが、『パラレル』ってどの辺までやっていいものなのでしょうか?
たまに無性に世帯じみたマリかえを書きたくなることがあるのですよ。
お揃いの半纏着てコタツ入って2人鍋してたりとか、ちっこいバスタブに2人で入ってたりとか、
カート押して買い物してたりとか、プリンやら何やら相手に食べられて喧嘩したりとか……!

むしろどんなCPにハマっても、『目玉焼きはソースか醤油か?』で一戦交えます。
ええ、くっだらないネタで痴話喧嘩させるの大好きです。
……新年早々頭の弱い子でごめんなさい(土下座)



+++++++++++++++


新しい年を迎えた人々が、毎日のような宴に少々疲れはじめた1月3日。
少しだけ普段とは違う特別な日々から普段通りの毎日へと変わりつつあるこの日を、
『彼女』は他の人々とは違う少し複雑な心境で迎えた。
 
華撃団の隊長大神一郎の誕生日であるこの日の劇場では、夕方からその誕生日を祝うパーティーが
盛大に行われている。

特に今回は昨年の年末から今年の始めにかけて帰省するメンバーが多かったため、彼らのうちの殆どが
この日劇場に帰ってきたこともあり、新年の再会を祝う宴を兼ねた賑やかなものとなっていた。
 
だがそんな賑やかな宴の途中で、皆の居る食堂から抜ける人物が一人。

それは、藤枝かえでであった。



華撃団の面々の殆どが故郷や親元に帰省する中、彼女は帰る場所の無い一部のメンバーと共に
劇場に残っていたのである。

それは急な降魔の襲来に対応する際に指揮を執る人間が居なければならなかったということもあったが、
何よりかえで自身が劇場に残った一部のメンバーの事を想ってのことであった。


広い広い劇場は、人が減ってしまうと他以上に寂しくなる。

だからこそかえでは身寄りの無いメンバーを支える為劇場に残り、共に年を越したのだ。
 

1月3日は、そんなかえでが帰省する日。
彼女にも実家があり、普段は離れて暮らすもうひとつの家族が居る。
そして何より、数年前に亡くなった彼女の姉の墓に、花を手向けに行かなければならない。
 
かえでは宴の真っ最中のメンバーに見送られながら部屋を出ると、階上の自室へと足早に向かった。
 
そして『彼女』もまた、宴に酔いしれるメンバーの輪から静かに抜け出しその後を追う。

すっかり日の落ちた外の景色をチラリと見ながら『彼女』がかえでの部屋の戸を叩くと、
普段と同じ明るい声が返ってきた。

「どうしたの? 私部屋に何か忘れ物でもしたかしら。」

小さなトランクに荷物を詰めていたかえでは、訪問者を見上げ意外そうに目を丸くする。

彼女の反応は当然のことであった。

前々からこの日の宴の途中で抜け出すことはメンバーに知らせてあり、更に出ていく際に見送りは
要らないとも言ってある。

その為『彼女』が宴を抜け出し、かえでの部屋を訪れる必要はない。

だが『彼女』はどうしても、かえでを追いかけないでいることができなかった。
だからこそ『彼女』の足は自然に動き、気付いた時にはかえでの部屋の戸の前に立っていたのである。


しかしその明確な理由は、本人にも分からない。
ただ『彼女』は自身の思うがままに行動しただけだった。

「あら、じゃあ……どうして此処に?」


かえでの質問に首を振ると、彼女はそう問いかけてくる。そして荷物の少ないトランクを、ぱたりと閉じた。

「黙ってちゃ、分からないわよ? あっ、もしかして……」


自らの行動の真意が分からない『彼女』がかえでの質問に答えられず黙っていると、
相手はそう言いながらかちゃりとトランクの鍵を閉める。

そして言葉を途中で止めて立ち上がると、『彼女』の耳元でこう囁いた。

「私が居なくなるのが、淋しかったの?」


その言葉に『彼女』は目を見開く。
そしてすぐにかえでの方を見て言葉を発しようとしたものの、上手く言葉を紡げない。
そうしているうちに、かえではにっこりと笑ってこう言葉を続けた。

「でも、そんな訳無いわよね。明日には織姫やアイリスも帰ってくるから、もっと賑やかになるもの。
 私が居た今日よりもずっと、ね。」


かえでは『彼女』の肩をポンと叩くと、その脇をすり抜けて部屋を出る。
ふと『彼女』が部屋の時計を見れば、あと少しで終電という時間であった。

「歩いて行こうと思ってたんだけど、夜だから車で送ってくれるって。
 荷物もそう重くないから自分で持てるわ。ありがとう。」

送ろうかという問いにも、荷物を持とうかという言葉にも、かえではそう言ってやんわりと断る。
彼女はただ普段と同じ柔らかい笑みを浮かべながら、階段をゆっくりと降りていくだけだった。

「見送ってくれるの?」

かえでの問いに、『彼女』はゆっくりと頷く。

「ありがとう、嬉しいわ。」


そう言って笑うかえでを見ると、『彼女』の胸はぎゅっと強く捕まれたように痛くなった。

ほんの暫くの間ではあるものの、この笑顔がもう見られなくなってしまうから。

普段すぐ傍にある筈のかえでの笑顔が、自分の手の届かないところにいってしまう気がして。
 

「うわぁ……寒い。」


入り口の扉を開けると、刺すように冷たい真冬の風が二人を襲う。
その寒さに思わず声を上げ目を閉じたかえでの手を取り、『彼女』はぐっとその身体を自分の方へと
引き寄せた。

「やっぱり、近づいた方が暖かいわね。」


そう言いながら、かえでは『彼女』の腕を取り、その距離をぎゅっと縮めて身体を密着させる。

かえでの身体と触れあっている方だけはやけに暖かくなっているように『彼女』には感じられた。


そうして暫く腕を組まれたままでいると、道がヘッドライトに照らされる。
かえでを駅まで送る為の、迎えの車が来たようだ。

「ありがとう、見送ってくれて。」


扉の前に車が止まったのと同時に、かえでは絡めていた腕を離す。

「じゃあ、行ってきます。」


そう言って『彼女』に手を振ると、かえではゆっくりと階段を降りてゆく。

「なるべく早く、戻るから。」

やがて車のドアを開けた彼女はもう一度『彼女』を振り返り、そう言って軽く手を振った。

自身の思いが見破られていることに苦笑いを浮かべ、『彼女』はかえでに手を振り返す。
そんな相手にもう一度だけ微笑みかけて、かえでは車の後部座席に乗り込んだ。

すぐに軽やかな音を響かせて、かえでを乗せた車が走り出す。
 

その姿が消えた後も暫く、『彼女』はかえでが消えた方向をじっと見つめ続けていた。


+++++++++++++++
新年だから景気付けに明るい話にしてもいいものを……何をやっているのか!
カップリングモノにしようにもうちは無節操な為誰と誰にしようかで悩みますし、やろうにも
『あ~れ~、おやめになって~』
『よいではないかよいではないか、ほれほれ』
というありきたりなネタしか思い浮かばなかったので、こんな風になりました。
(むしろ何かを勘違いした姫辺りがすみれちゃんにやってそうだ……)
かえでさんのお相手が誰なのか、その辺は皆様にお任せします。
王道でもマイナーでもお好きにご想像ください。むしろ自分でも可(女性限定ですが・笑)

まあ、少なくとも隊長では無いことは確かですね。誕生日なのに……ごめん。
 
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