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前回と前々回の記事で、『ねっとり濃厚~』なチョコレイトのお話をさせて頂きました。
しかしショウをご覧になったことのない方には、なんのこっちゃな話だったと思います。

では、今回はかえでさんのお名前のネタについて。

不勉強な為に全く知らなかったんですが、『かえで=紅葉』なんですよね。
百科事典等で発見してびっくりしました。
木だとは思っていましたが、身近なものだったんですね。

ということは、これから先はかえでさんが綺麗な季節ですよ、秋万歳!
皆様、行きましょうぜ紅葉狩り。
今年は温暖化のせいで12月が見ごろとの話ですが……どうなんでしょうか?

さてさてそんな紅葉ですが、どこかしらの国では食用にしているものがあるそうです。
しかも食べ方が煮詰めてメープルシロップにする。

甘いですね。
非常に甘いです。

……
皆様、もうお分かりですね。

かえでさかえでの葉は、甘いんです。多分これテストに出ます(笑)

……ごめんなさい。来週から怒涛のように忙しくなるので、そろそろ頭が狂ってきたみたいです。
早く追放処分を言い渡した方がよろしいんじゃないでしょうか、相方様。

それでは、これ以上ボロが出ないうちに切り上げることにします。

以下、いつものように拍手レスの後に長文が続きます。
文字通り長かった長文ですが、タイトルの通り今日でラストです。お疲れ様でした。
……というか先週上げる予定だったんですよね、ごめんなさい。

ではまず、拍手レスです。

【拍手返信(くらゆき)】

→飛竜彩女様
即日返信ありがとうございます。もしかしたら来月から年末まで二人共なかなか返信
できないかもしれませんが、長い目で見ていただければ幸いです。

5ですか……実は私サイト運営していながら、未だに原作ゲームに手を付けていない身なんです。
相方様がPSP版をプレイしているので、熱き血潮に手を出してみるべきか……、
となると2をどうするか非常に悩みますよね。セ○のハード持って居ませんから。
でもあやめさんは捨てがたいですし……というより、2のリメイクはもう無いのでしょうかね?
かえでさんを落としたいです、物凄く。
というかプロマイドは……そこはかえでさんにしましょうよ、ねえ(笑)

誕生日小説が好評のようで嬉しいです。あの日の拍手の量にはびっくりでした。
いやあ、やっぱりお客様は神様ですよ。有り難いので拝みに行きたいです!

リッチなかえでさんは……私は地元のスーパーで見つけました。
しかし平○堂にはあったのに、ア○タには見当たらない。今度ジャ○コで捜索してみます。

もしかしたら既にマリアが買い溜めしていたりするかもしれません……なーんて(壊)

それでは、いつもメッセージありがとうございます!


では、以下続きものです。
皆様、深呼吸をした後に覚悟を決めて進んでください……。

(注意書きにある通り『百合(マリかえ)・キャラ崩壊(特にマリア)』の傾向が強い作品になって
 おります。クリックをする前にもう一度よくお考えになってから先に進むことをお勧めします。)

【本日の戯言14】
今から考えるのもアレですが、バレンタインとかってどうすればいいんでしょうかね?
百合なんですからどっちもあげるのか、それとも攻め側に受け側があげるべきか。
それとも『太正にそんなものはない!』と言ってシカトすべきか……。
……今からかなり悩んでおります。

最悪の場合、マジでマリアに『プレゼントは私です!』をやらせてしまうかもしれません……。




+++++++++++++++

今回はここでもワンクッション置きたいと思います。

ラスト話、考えようによっては微妙にアレなモノかもしれません。
アレなんて言われてもわかんねぇよと思われる方もいらっしゃるでしょうが、ネタバレはできるだけ避けたいので
察して頂ければ幸いです。

危険を感じたアナタ、このまま『戻る』ボタンを押したほうが賢明です。
そしてニヤリとしたアナタ……それは想像通りのモノではないかもしれません。

……まあ、だからといって別に凄いものがある訳でも無いのですが。
ほら、だって追い出されてしまいますし……相方様にもこのブログにも。

そんなこんなで、つづきものラスト始まります~。


+++++++++++++++



『迷走の先の真実』



すっかり日が落ちてしまい、外の喧騒が美しい虫の鳴き声と変わってからもうどれくらいの時間が
経っただろうか。
既に劇場内の仲間も寝静まってしまったのか、あれだけ賑やかだった昼間の様子が嘘のように
しんと静まり返っている。


マリアの自室もそんな外の様子と大差無く、壁に掛かる時計の音だけが辺りを支配していた。
テーブルランプの淡い光だけが照す薄暗い部屋。

夕食後からそこに入り浸ってどれくらいの時間が経っただろう……マリアはぼうっとそんなことを思いながら、
氷の無いグラスに洋酒を注ぐ。


かたり、と瓶をテーブルに戻したその周りには、既に何本もの空瓶が転がっていた。

強い酒を正に浴びる程、しかもストレートで飲んだのは何年振りだろうか。
マリアはふと思い返してみるが、降魔の出現が落ち着きを見せて以降彼女の中にそんな記憶は無い。
それは、過去に何度か酒に逃げたことのある彼女にとってここ暫くの日々が満たされたものだった、
ということを示していた。
 
だが、今夜の彼女は強い酒を飲まずにはいられない。
追いかけども追いかけども一度も捕まえられなかったという事実を、全て忘れ去ってしまう為に。

いっぱいになったグラスの酒を一気に飲み干すと、再びマリアは酒瓶に手を掛ける。

だがその中身は既に空に程近かったようで、底の辺りにほんの少し色を乗せただけで
何も出てこなくなってしまった。
彼女は二、三度軽く瓶を振ったものの、再び出てくる様子は無い。

ふぅ……と深い溜息を吐き、マリアは席を立った。


すぐ近くに在るのに手が届かない、マリアはそんなもどかしさを今日ほど感じたことは無い。


朝の食堂と中庭との距離、午前中の図書室と司令室、浅草の街の中、サロンと厨房、食堂と彼女の部屋。
そして今は、劇場から目と鼻の先の場所に位置する居酒屋である。


彼女にとってその全ては、普段ならばとても近い距離の筈であった。

だが今日は、その程度の距離の先に居る彼女に一度も手が届かなかった。
距離を縮めたかと思えば、彼女はマリアの手をすり抜けてまたどこか違う場所へと消えてしまう……
それを繰り返すばかりの時間。



ポン、と音を立てて、また新たな洋酒の詮がマリアの手によって開けられた。

彼女自身自室のどこにこんな大量の酒をしまい込んでいたのか分からなかったが、
今の彼女にはその理由を探す気力すらも残されてはいない。

封の開いたその瓶は、今そこらじゅうに散乱している他の瓶と同じようにグラスに向かって手向けられる。

だが、瓶の中身でそれを満たすよりも早く、マリアは瓶をテーブルの上に置いた。

彼女の耳が、微かに部屋の外から響いた音を捉えた。
大量の酒が身体に入ってはいるものの、彼女の身体機能は確実に仕事を全うしていたようである。
 
勿論空耳であるという可能性も否定はできないのだが、マリアは手に馴染んだ銃が定位置にあることを
確認すると忍び足でドアに近づき扉を開いた。


しん、と静まり返った劇場の廊下。
人の気配は常人であれば微塵も感じられないだろう。


だがマリアは、頬に感じるか否かの微かな人の気配を確かに感じ、勘だけを頼りに廊下へと踊り出る。

すると意外にも、気配の主はすぐに彼女の前に現れた。

一階へと続く階段の一番上にへたりこむ白い影を、彼女の目は角を曲がってすぐに捉えたのである。
それと同時に、マリアは一目散にその影の方へと駆け寄った。
 
「かえでさん!」


今日ずっと心の中で呼び続けていたその名を、己の唇で紡ぎながら。


………………。


駆け寄った当人の心境としては、一日以上時間の隔たりを越えた感動の再会であった。

「ん~……、マ、リア?」


だが、その相手であるかえでは階段に足を投げ出して床に寝転がったまま、マリアの声と同時に
寝返りをうつのみである。
その様子には、残念ながら舞台上の恋人達のような感動的なそれは無い。
傍から見ればその様子は、単に足腰の立たなくなる程に酔っ払った女が、近づいてきた紳士に
抱き起こされているだけである。

「……飲み過ぎましたね。」
「そ~んなこと無いわよぉ~ぜんっぜん酔ってないもの!」

表面上は美しい紳士であるマリアが呟くと、かえでは大きく手を振って否定する。
当然、真っ赤な顔をして廊下で倒れていたような人間の言葉には説得力のカケラも無い。

「充分、酔ってます。」


満面の笑みを浮かべたままのかえでの言葉にそう突っ込むと、マリアは大きなため息を吐いた。
一日振りの感動の再開など、所詮このようなものなのかと痛感させられたのである。


しかし再び記憶を飛ばして、このままかえでと共に廊下にへたり込んでいる訳にもいかない。

「立てますか?」

抱き上げてしまってもよかったのだが、自らの身体にもアルコールが入っていることを思い出したマリアは、
大事をとってかえでの腕を自らの肩に廻しながら問いかける。

「しっつれいねぇ~赤ちゃんじゃ無いんだから」

怒ったような口調でかえではマリアの手を振り払うと、床に手をついて勢い良く立ち上がろうとする。

「おっとと……あれ?」

何とか壁伝いに両足で立ち上がったものの、ふらふらと重心の定まらないかえでの様子は、
頭の重い赤ん坊が立ち上がる様と何ら変わりは無い。

そんな様子を見ていられる筈も無くマリアが肩を貸すと、にへらっと笑って相手は一気に彼女へと
寄りかかった。

「っと!」

いきなりの重心の移動にマリアは数歩だけたたらを踏む。
しかしすぐに体勢を立て直しかえでの身体を支えると、半ば彼女の身体を引きずるようにして
一歩一歩廊下を進んでいった。

 
+++++++++++++++
 
 
「ベッド~!」

自室に戻ってすぐに、かえでは服が皺になるのもお構い無しにベッドの上へと飛び込む。
部屋のテーブルの上には未だ裁縫道具が置いてあり、それを見る限りはマリアが部屋を訪れたのとは
タッチの差で彼女は部屋から出たと推測できる。
それを見たマリアはあと一歩早ければと後悔したが、既に後の祭りであることに変わりは無い。

「落ち着いて下さいかえでさん。寝転がるならせめて上着を脱いでからにしてください。」

被せてあるシーツをぐしゃぐしゃと集めながらベッドの上を転がるかえでに向かい、マリアはそう忠告した。

するとかえでは仰向けになったままで動きを止めると、マリアの方をじっと見つめる。

「そんなこと言って襲う気なんでしょ。マリアのえっち~」
「誰も酔っ払いなんて襲いません。」

思いもよらない相手からの言葉に半ばムッとしながら、マリアはケラケラと笑うかえでに向かって
そう言い放った。
そして動きの止まった彼女を半ば抱えるような形で支えると、器用に上着を脱がせて
それを椅子の上に無造作に掛けた。

当然その下の服も履いているスカートも眠る為のそれではなく、上着と同様に皺が付いてしまうことが
予測できる。しかし泥酔状態の彼女の服を自分一人で替えることは難しいと考えたマリアは、
抱えていたかえでの身体をゆっくりとベッドに戻した。


その頃にはかえでにも眠気が襲ってきていたのか、先程までのように笑ったり怒り出したりすることも無く、
ただ虚ろな目でマリアを見上げているだけであった。


あと数分もすれば、彼女は眠りの世界に導かれることだろう。

「それでは、私はこれで失礼します。おやすみなさい。」


そんな彼女にマリアはそう言って微笑むと、踵を返してドアへの一歩を踏み出した。

だがそんな彼女の袖は何者かの手によって掴まれたが為に、彼女はドアへの歩みを止められる。

掴んだ犯人は当然、この場には一人しかいない。

引かれるままに振り返れば、頬を真っ赤に染めたかえでが瞳にいっぱいの涙を貯めて彼女を見上げていた。

「ねえ、もう行っちゃうの?」
「……」

表情は変えないまま首だけを傾げて呟く彼女を、マリアは何も言わずにじっと見下ろす。
そして暫く見つめ合う形となった後、沈黙を破ったかえではこう呟いて、にっこりと微笑んだ。
 
「いっしょに、寝よう……?」


+++++++++++++++

 
清々しい朝の光が部屋の中を照らし、小鳥の囀る声が耳をくすぐり始めた頃。
その光に導かれる形で夢の世界から現実へと導かれたマリアは、ゆっくりとその瞼を上げた。

ぱちぱちと二三度瞬きを繰り返すと、ぼやけていた天井が徐々にはっきりとしてくる。
ふわぁと一度あくびをした彼女は、枕元にある時計を見ようとしてころりと横に寝返りを打った。


そして、目を丸くしてマリアを見つめたまま固まっているかえでの視線と、彼女のそれがかち合う。

驚いた顔をしている相手を見て一瞬だけ同じような表情で固まったマリアであったが、
すぐに昨夜の出来事を思い出してにっこりと相手に微笑みかける。


すると固まったままのかえでの頬に赤みが差し、やがて彼女は掛布団の中へと潜り込んでしまった。

「おはようございます。」

頭の先しか見えなくなってしまった相手に向かい、マリアはその髪を撫でながら呟く。

暫くの間かえでは沈黙していたが、やがてくぐもった「おはよう」の声が彼女の耳に運ばれてきた。
そして掛布団から半分程顔を出すと、自らを見下ろすマリアに向かってかえではこう問いかける。
 
「ねえ、何でマリアがここに居るの?」
 
その言葉にマリアはまた目を丸くすると、やがて口元を押さえて笑いはじめた。

状況を全く理解していないかえではそんな彼女を見つめ、訝しげな表情をしているだけである。
やがて笑いを落ち着かせたマリアは、真っ直ぐにかえでを見つめてこう囁いた。

勿論口元には、少しだけ悪戯な笑みを浮かべて。
 
「あなたが、誘ったんですよ。」
 
その言葉を紡いだのと同時に、かえでは頬を林檎のように赤く染め上げる。

マリアはそんな彼女の温もりを昨日の分まで取り戻すかのように、その身体をぎゅっと強く抱きしめた。


+++++++++++++++
ここでこのお話はおしまいです、お疲れ様でした。
皆様最初の注意事項の意味は、お分かり頂けましたでしょうか?

『え、何の話? 添い寝しただけじゃない』 →大好きです。いつまでも純真なアナタでいてください。
『マリアは寝るとき裸になるから危ないんじゃない?』 →その通りです。彼女は寝るとき脱ぎますよねぇ……
『ゑ、朝○ュンじゃないの!?』 →……オトモダチになりましょう(笑)

……まあ、その辺りは皆様のご想像にお任せします。
ともかくも、1カ月以上の長々とした私の文章にお付き合い頂き、本当にありがとうございました!
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