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あやめさんの誕生日をこないだ仕上げたと思ったのに……時間の流れというのは早いものですね。
何となく無限にあるような気がしてしまいますが、有限なのは分かり切っているのでテキパキと動くことを
心がけたいものです。

……うん、無理。性格的に(苦笑)
何となく今回の更新が、私の今月最初で最後の更新になるような予感がして仕方ありません。
あくまで、今月ですけどね! 誰か9月末まで代わりに書いて!

というわけで、頑張れ相方様(はぁと)

そうそう、何だかんだで更新してませんでしたがあやめさん誕生日をお読みいただきありがとうございました!
すみれ様がものすごぉくへそ曲がりになってしまったのでちょっと心配でしたが、相方様を含め
彼女のファンの方にお叱りを受けなくてホッとしております。

だって、すみれ様好きでもあの発言は『うえぇ!?』って思ったんだもの。
詳しくは1のプレイ日記辺りをお読みいただくか、察して下さい(涙)

後は……実妹のかえでさんは勿論、マリアと紅蘭も特に想いが強いような感じにしました。
付き合い長いですし、カンナみたくさっぱりした感じに割り切れないとも思いますし。
特に紅蘭は引きずっているような気がします。依存度が高そうだ、何となく。

でもって大神クン、撃たせちゃった設定でごめんなさい。
あの選択肢はズルいよ……どないせぇッちゅうねん!

……まあそんな風で、皆あやめさん好きなんですよ! というような話になりました。
二、三日後には、すみれ様の部屋に写真立てが増えただろうと勝手に脳内保管致しております。

ではでは、今回の更新はマリかえでございます! 誕生日以来だよひゃほう!
更に考えようによってはちょいと大人向けっていう……いや何もしてないけどね。

そんな感じのものでよければ、返信の後からお読みくださいませませ。

【拍手返信(くらゆき)】

れぽ様
……それはアレか、マリアファンに潔く殺されろということか(笑)
しかしそんな妄想しかできない自分どうよ! どうなのよ!orz


千里様
誕生日ネタ、楽しんで頂けたようで嬉しいです! ありがとうございます!

かえすみ的に読んで頂いたようで……そうなるとやはりその辺りが気になりますよね。
一応オールキャラという位置づけなのでその後はアナタのご自由にというスタンスなのですが、
多分かえでさんがすみれ様の自室に強制突入してほだしまくって最終的に一緒に寝ればいいと思います(笑)

抱き枕って、素晴らしいですよね!

それで次の日皆の前でバラされて『きぃぃぃぃぃぃ!』ってなればいい、という結論に至りました。
かえすみは毎度すみれ様の幼児化が進んで申し訳ございません(汗)

かえすみネタも色々溜まっているので、相方様に催促されないうちに形にできたらと思います。
それでは、メッセージありがとうございました!



蘭華様
誕生日ネタ楽しんで頂けたようで幸いです。いつもありがとうございます☆

あやめさんは初期メンバーにめっちゃ愛されてた(すみれ様含)と思うので、キャラを区切らずにああいう形に
してみました。あやめさんはカプ云々の話もいいですが、こういうのも浮かびやすいですねぇ……。

かえすみは、何か毎度幼児化進行してて誠に申し訳ないです(汗)
そこに限らず最近結構なキャラ崩壊が進んでいるような気がして怖いのですが……。

そうそう、バトン了解しました! 
今度またスペースがある時に(記事がどうしても長くなってしまうモノカキの性……)またやらせて頂きます。
それでは、メッセージありがとうございました!


ノンメッセの方も沢山ぱちぱちありがとうございます! 最近なんてホント更新してないのに(汗)
これから更にペース落ちるかもですが、ちまちま小ネタでも上げられればと思います。

あ、そうそう……相方様の前の記事の萌えキャラ当てられるサイト、私三度目の正直でした(笑)
すみれ様とさくらの後って! しかも画像無いし!!

……誰かは、察して下さい。

【本日の戯言71】
果たしてココは相方様以外どのくらいに知れ渡っているのだろうか。何だかんだでもうすぐ三桁でございます。
アレだな、三桁いったら大人レベル5をどっかに公開かな! なんて……。
あ~、誰かマリかえいちゃこらさせてくれ! 最近波が凄すぎるッ!




+++++++++++++++

『爪の先切り揃えて』


暖かい日差しから柔らかい月明かりへと変わって早数時間。
満員御礼の千秋楽を無事に終えた大帝国劇場は、数時間前の喧騒が嘘のように静かな夜を迎えていた。

それまでの華やかな衣装を脱ぎ捨てた役者逹は、打ち上げまでの数時間をそれぞれが自由に過ごしている。
ある者は食料が足りないと言って街へと買いに走り、またある者は山のように届いたファンレターの一枚一枚に
目を通しているといったように。

今回男役の主役を勤めたマリアもまた、施された化粧をすっかり落として自室で一人時間を潰していた。
 
パチン、パチン
 
その室内に響くのは、爪を切る軽い音。
机に寄りかかった彼女は、先程まで付けていたマニュキュアを綺麗に落とし、舞台の為に伸ばしていた爪を
短く切り揃えていた。

それなりに長い方が映えるのは分かっているが、彼女は公演後一切爪を伸ばさない。
単に趣味である料理をすることが多いからということもあるのだが、最大の理由はそれでは無かった。
 
パチン、パチン

静かな室内に、無機質な音だけが淡々と響く。

そしてマリアが右手の小指の爪をを丁寧に切り終えた時、部屋の扉が軽い音をきっかり二回響かせた。

「マリア、入ってもいいかしら?」

手を止めたマリアの耳に、柔らかい声が響く。
その声の主の姿を思い浮かべた彼女は、その顔に優しい笑みを浮かべた。

「ええ、どうぞ」

返答と同時にドアが開き、声の主であるかえでが顔を覗かせる。
彼女はドアを後ろ手で閉め何事かを言おうと口を開きかけたのだが、ふとその視線がマリアの手元で
止まった。

「もう切ってるの?」

かえでの言葉に彼女は何も言わず、ただ口元に笑みを浮かべる。
そしてじっと右手の先を見つめると、持っていた爪切りを机上に置き、代わりにヤスリを手に取った。

「気が早いのね……まだ打ち上げも終わって無いのよ」

かえでは机に寄りかかっているマリアの方へと近づき、その肩に手を置いて彼女の視線と同じところを
見つめる。

マリアは肩に触れられたほんの一瞬だけ相手に視線を向けたものの、すぐにまた自らの手元にそれを戻した。

「早いに越したことはありませんよ。その機会はいつ巡ってくるか分かりませんから」

マリアはそう言いつつも右手の中指の爪をすっかり整え、それをすぐに人差し指へ。
やがて彼女はふぅっと軽くその細く長い指に息を吹き掛けると、持っていたヤスリを机上に戻し
かえでの方を見る。

そしてきょとんとしているその頬に軽く触れると、にぃっと笑みを浮かべてこう呟いた。

「例えば、今……とか」

言い終えた刹那、マリアは相手の唇にキスを落とす。

唐突な彼女の行動に驚いたのか、かえでは暫く目を丸くしていたものの、やがて目を閉じてその誘いに
応えた。


マリアは一度唇を離すと、寄りかかっていた場所からかえでの目の前へと移動する。

そして自らの両手で相手を抱きしめると、もう一度深い口付けを求めた。
 
「……マリア、分かってるんでしょう?」
 
長い、長い口づけ。
それが離れた唇を繋ぐ銀糸が切れるのと同時に、かえではマリアを見上げてそう問いかける。

「これから、みんなで打ち上げ。だから私はあなたを呼びに来たのよ。あんまり待たせると、心配して
 みんなが来ちゃうわ」
「はい、承知しています」

額にひとつ口付けを落としたマリアは、そう言ってやっとかえでを解放する。

口では納得したかのような言葉を呟きながらも、長い間待ち焦がれていた温もりを再び手放すのは惜しい
というのが彼女の本音であった。

公演期間は一週間。
それまでの追い込みに、また一週間。

――その間、彼らに恋人としての時間は一切無かったのだから。

「ホントに、気が早いんだから」

そんな彼女の心の内を感じ取ったのか、かえでは苦笑したマリアの頬を両手で包むと、自ら彼女の唇に
軽いキスを施す。
唐突なその行動に一瞬きょとんとした表情を浮かべたものの、悪戯な笑みを浮かべた相手につられるように、マリアもまたにっこりと微笑む。

そして頬に添えられた手をきゅっと柔らかく握ると、ゆっくりとかえでの目の高さまで下ろした。

「……どうやら、せっかちなのは私だけでは無いようですね」

変わらない笑顔で呟いたマリアとは対照的に、相手はその言葉と同時に目を丸くする。

彼女に握られたかえでの両手は、どの指も綺麗に爪が短く切り揃えられていた。

白い部分が全く見当たらないことを考えると、昨晩以降に切ったことに間違いは無い。

「こ、これは……たまたま伸びてたからで……!」

かえではキスを交わした時以上に顔を真っ赤な色に染めると、慌ててその手を取り戻そうともがく。
だが柔らかい筈であったマリアの手の握力はいつの間にか強くなっており、簡単にはそれを実行させては
くれなかった。

頬を染めたままキッと睨み付けてくるかえでの視線から目を逸らさず、マリアはまたにぃっと含みのある笑みを
浮かべる。

彼女は握ったままのかえでの指を自らの唇に近づけると、わざとらしく水音を立ててキスを落とした。
反射的に相手が指を折り曲げても、彼女がその行為を止めることは無い。

やがて全ての指先をすっかり濡らしてしまった辺りで、マリアはやっと握っていた手の力を緩める。
かえでは慌てて自らの手を取り戻したのだが、彼女はすっかり舞い上がってしまったらしく、
マリアが顔を上げた頃には既にその視線を避けるように俯いていた。

彼女はそんな相手の耳元にある髪をかき上げ、そして小さな声でこう囁いた。

「今夜、飲みすぎないで下さいね。日付が変わる前には伺いますから」

マリアの言葉に相手はこくこくと頷く。
髪の隙間から覗いた彼女の頬は、よく熟れた林檎のように真っ赤に染まっていた。

「その顔では、まだ戻らない方がいいですね。誰も来ないといいのですが……」

そんな相手の表情に気付いたマリアはそう言いながらかえでのすぐ隣に身体を移し、
わざとらしく自らの額に手を添えて部屋のドアに視線を向ける。

「……ばか」

そして空いている方の腕でかえでの肩を抱くと、その耳に届いたのは彼女の精一杯の恨み言。
彼女の小さな抵抗に、マリアはにっこりと満足そうに微笑んだ。


+++++++++++++++
即席ブツでございます。
よいこのみんなは、ねたのいみがわからなくてもおうちのひとにきいちゃだめだよ!
自分で調べる分には許す……いや、簡単には出てこないと信じている。
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