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ブログを始めて一週間経ちましたが、こんなド辺境な上に超マイナーCPを扱っているところに
想像していたよりも沢山のお客様がいらっしゃっていて驚いています。

ツッ込みを入れて頂いた方々、更にメッセージまでわざわざ送って下さった方々、
又ここはカウンターを設置していない為分かりませんが、偶然ふっと立ち寄って頂いた皆様にも
大変感謝しております。

皆様、どうもありがとうごさいます。
商売している訳ではありませんが、お客様は神様ですよホントに。

書いているものの殆どがギャグ系という恐ろしいことになっている為、各キャラに思い入れのあるファンの
方々にお叱りを受けるのではないかと思っていましたが、今の所は皆様の寛大な心に助けられているようです。

できるだけ皆様の宇宙のような広い心からはみ出さない程度にセーブしようと思っておりますが、
暴走してしまう可能性を否定できない自分が怖いです(マテ)。
まあ、その前に相方様から締め出しを喰らうでしょうが……。

そんな私ですが、よければこれからも生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

では今回は長文四発目ということで続きです。
読んでくださるという如来のようなお心をお持ちの方は、拍手お返事の下の「続きを読む」からどうぞ。


【拍手お返事(以下反転してお読みください)】

→塩絡み様
リンクを貼って頂いたそうで……サイトにお邪魔させていただいて確認して参りました。
な、なんかすいません。まさか貼って頂けるとは思っていなかったので。
感謝感激雨あられというやつです、本当にありがとうございました。
これからもサイトの方に足を運ばせていただいて萌を補給しながら、運営の方も精進していこうと思います。

あと、かえすみ(リバ可)に共感して頂けるとは……読んでいて驚いてしまいました。
きっかけは本当に些細な事だったのですが、よく考えればいけるかなと思った次第でして……。
『新・青い鳥』は偉大です。これもカンすみもマリかえも全て入っているという恐ろしい代物です。
かえでさんの「民間人のあなたに言われる筋合いは無い。」のような意味の言葉があったと思うのですが、
すみれさんを突き放した言葉の裏に「今の今まで前線に出して危険な目に遭わせ続け、やっと『別れ』という
犠牲を払うことで戦いから遠ざけることができた。しかし何故、まだ戦いの渦中に出て行こうとするの?」
みたいな思いがあるとか妄想する辺りで末期な気がします。
前線に立つ決意をしたのも勿論帝都を護りたいということが大部分でしょうが、その中に「自分の手で
すみれさんの居る場所を護りたい」という意味も含まれていればなぁ、とか思ったりして。
やはり末期ですね、医者に行こうかしら……。
凄いなぁ、ボケ×ボケ(BYレニの中の人)。カップリングも何も無いまっさらな状態のギャグで、
「あの」マリアと2人でかえでさんを取り合って欲しいです(笑)

これを語ると長くなりそうなのでこの辺りで、メッセージ本当にありがとうございました。

→飛竜彩女様
メッセージありがとうございました、くらゆきと申す者でございます。
バナーに惹かれてしまいましたか……罠にはまりましたね(何ということを!)
なんか、こんな妙なサイトでごめんなさい。

マリかえ好きは皆いい人で驚いております。こんなぶっ壊れマリアを許して下さるとは……。
カンすみも何だかんだで書けたらいいなぁと思っております。
そしてキリタチファンですか……実は私もサクラを知った当初はそのCPのファンでした(笑)
その為割と今書いていても、カンナとマリアはセットで出ることが比較的多いコンビです。
現在のカンナさんが、8割方ご飯の事しか頭に無い人になってしまっていてごめんなさい(土下座)

拍手は……実はまだ全部出し切れていないので、まあ乞うご期待とでも言いましょうか。
しかしあんな妙なネタで良かったのだろうか、現在自問自答中だったりします。
HPの方にもまた顔を出させて頂きますね。それでは、本当にありがとうございました。


→璃夢様
メッセージありがとうございました、くらゆきと申す者でございます。
カンすみは喧嘩ばっかするくせに仲がいいところがいいですよね。
私としては、たまにふっとカッコイイことを言われたりだとかしてすみれ様がなびくような感じの2人が
よく浮かびます。それで無意識のうちに目で追っていたりして、
はっと我に返って「何でこんなに気になるんですのー!」とか心の中で叫んでいればいいと思います。
何と言うか、私は「カンナ←すみれ」みたいな構図が好みなんでしょうかね?
自分語りばっかりですみません。

マリかえは、何か……特殊なハマり方をしているようで申し訳ありません。
ああいう美形キャラは崩してみたいという衝動が抑えきれなかったのです……。

歌謡ショウを観劇されたのですか!私は全部映像でしか観れていないんですよ……。
羨ましいです、生の麗さんとか生の愛さんとか……死ぬまでに一度は見ようと思っております。
是非今度、もしよろしければその時の話を聞かせてくださいね。
本日は本当にありがとうございました。



それでは、以下から長文続きです。

(注意書きにある通り『百合(マリかえ)・キャラ崩壊(特にマリア)』の傾向が強い作品になって
 おります。クリックをする前にもう一度よくお考えになってから先に進むことをお勧めします。)

【追記】
某所様にて恐ろしい情報が……。
ゑ、アートコレクション開催は知ってたけど……ゑ、マジであの方地元に来るの……?
でも何で参加方法が、そんな……そんな……orz
学生(しかも大量出費後)は金が無いんだようわぁぁぁぁん!!!

すみません、大興奮してますごめんなさい。

【本日の戯言6】
すみれ様はカンナとは喧嘩しまくり、他のメンバーに対しても上から目線だったりしますけど、
マリかえには勝てないような気がします。
前者は初期段階から実力を認めているみたいですし(怒らせると怖いって思っているみたい/漫画参照)、
後者は副指令で最年長、その上何と言っても最強ですからね(大喜利的に考えて)。
そんな大人な2人は、素直になれないすみれ様を思いっきり可愛がってやればいいと思います。
ちなみにすみれ様の乙女度は『かえすみ>カンすみ>マリすみ』の順に高いと思うのですが、
いかがでしょう相方様?
もういっそ、CP表記「すみれ様総受け(大人組3人相手に限る)」も加えていいんじゃないかと思う(笑)



+++++++++++++++

『迷走の先の真実』




真上にあった太陽が西の方へ傾き始めて数時間が経った頃、マリアは正午過ぎに出た劇場の扉を
ゆっくりと開けた。
ここを出た時の生き生きとした表情は既になく、常にポーカーフェイスな彼女といえども、
疲れきったという感情を抑え切れない。

結局、彼女は意中の人を見つけ出すことができなかった。

銀座から浅草に降り立った彼女は、さくらが良く話題に出している店
……特にレストランや食堂などをくまなく探し回った。


窓から全ての座席が見えない場所ではわざわざ中に入って店員に話を聞き、
その相手が女性である度に頬を染められる。
役者という側面を持つ為最初は微笑み返したりということをしていたものの、
時間が経つにつれその余裕は失われていった。

捜索の拠点も、大方の食事処を見て回った後は雑貨屋や服屋へとシフトさせた。
そして最終的には手当たり次第店に入り聞き込みを続けていたのだが、結局それも徒労に終わったのである。

自らの腕時計が二時を指した時、彼女はがっくりと肩を落として劇場へと帰路の途に着いた。


一瞬でも早く会いたいという感情が彼女を突き動かしたのではあるが、どうやら朝の食堂での判断と同じように
待っている方が賢明であったらしい。

何故なら戻って来た彼女を出迎えたのが、かえでを連れ出した張本人であるさくらだったのだから。

「あ、マリアさん。おかえりなさい。」

真面目な彼女は休日であるというのに箒を持ち、玄関の掃除を行っていた。
そしてマリアの姿を認めると、その手を止めてにっこりと微笑む。

「た、ただいま……。」

追い求めている人物に繋がるさくらとの遅すぎる再会に、自らの体が一気に重くなったように
マリアには感じられた。

「何処へ行かれていたんですか?」

そんな相手の状況を知ってか知らずか、さくらは表情を変えずにマリアに問いかける。
それは全く自然なことで、休日は劇場内で過ごすことの多い彼女がどこかに出ることは珍しい、
ということからなのだろう。

「ち、ちょっと浅草まで……」
「あれ、奇遇ですね。私もさっき紅蘭とかえでさんと行ってたんですよ。」

さすがに『あなた達を追って行った』とは言えず言葉を濁す彼女に、さくらはやはりにこにこと笑いながら
言葉を続ける。
その表情からは、三人での道中がいかに楽しいものであったかがマリアにも如実に伝わってきた。

「そ、そう。偶然ね……。」


その中に入ることができれば、いや、今となってはその中に居るであろう彼女の姿さえ見られれば……
マリアはそんな言葉を必死で咽喉の奥に留め、さくらの言葉に答える。
その声が幾許か震えていたのだが、入り口の扉が未だ開いていたせいか
幸いさくらは気が付かなかったらしい。


だが今現在彼女が目の前に居るというのであれば、一緒に出て行ったかえでが劇場内に居るということは
確実である。
どうやらようやく、長かった追いかけっこに終止符が打たれる時が来たようだ。

「それで……かえでさん、今何処に居るか知らない?」

浅草よりも何倍も狭く人の量も少ない劇場内での人探しは、しらみつぶしに実行したとしても
掛かる時間はタカが知れている。
だがマリアは確実性を増やす為、敢えてさくらに問いかけた。

「かえでさんですか? 帰って来てからはちょっと私には……」

そう言って首を傾げたさくらであったが、これでかえでが劇場に戻っていることだけは確証を得たことになる。
現在の時刻を考えて、かえでが行きそうな所をひとつひとつ潰していけばよい。

「あれ、二人共どないしたん?」

さくらに礼を言って立ち去ろうとした時、ちょうどマリアの右手から紅蘭が現れる。
頬に少しだけ煤が付いて黒くなっているところを見ると、どうやらまた小規模の爆発を起したに違いない。

「あ、紅蘭。かえでさん知らない?」

さくらは振り返り様に紅蘭に問いかけた。
その様子を見る限り、さくらは戻ってから紅蘭とも別行動をしていた様子である。

最も、一緒に行動をしていれば彼女も黒コゲになっていることに間違いはないのではあるが。

しかし、それを考えると紅蘭は爆発を起こすまで部屋に篭っていたことが伺える。
そうなればやはり有益な情報が得られるとは思えず、マリアは思考の半分以上を
かえで捜索の場所の検討に充てながら、彼女の言葉に耳を傾けていた。

だが紅蘭はさくらのように首を傾げることはなく、何かを思い出したかのようにこう言葉を返した。

「ああ、かえではんならサロンのソファーで居眠りしてたの見たで。
 朝から動きっぱなしやから疲れはったんやろ。」

彼女の言葉の全てを聞き終わるのと同時に、マリアの脳内に描かれていた劇場内の地図のある一点が
クローズアップされる。


サロンは二階の右手。位置的に今現在かえではマリアの右斜め上に存在するということだ。

「そう、ありがとう。」

思いがけない有益な情報を得たマリアはにっこりと微笑んで紅蘭に礼を述べると、
一目散に食堂の方へと走り去っていった。

「なあ、どないしたんやマリアはん?」
「さ、さあ……。」

残された少女二人はマリアの後ろ姿を見送りながら、不思議そうな表情で首を傾げていた。
 



食堂を駆け抜け廊下に出る。

突き当たりを曲がって左手の階段を駆け上がればそこは二階。
自室とかえでの部屋の間を走り抜けて、少しだけ廊下を進めば……。

目の前を過ぎ去っていく景色が変わる度に、マリアの胸は高鳴る。
焦らしに焦らされ続けたかえでとの逢瀬は、長い時を経てやっと叶えられるのだ。


長かった、確かに長かった……だが彼女の寝顔を見られればそんな苦労も必ず全て吹き飛んでしまうだろう。

しかし余りにも時間が経ちすぎて、それだけでは少しだけ足りないかもしれない。

それならばいっそ起こす振りをして彼女に触れたい。
もし叶う事ならば、口付けだって落としてしまいたい!


彼女がそう強く願った時、その足は既にサロンの床の上であった。
そして目の前にある一番大きなソファーから、茶色い髪が少しだけ顔を覗かせて彼女を出迎えた。
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こちらは、わとことくらゆきの二人が運営する「サクラ大戦」の帝都ごった煮二次創作サイトです。

全体的に女性キャラ同士が非常に仲の良い描写が含まれること、更に製作物によってはキャラが崩壊していることがございますので、観覧の際はご注意下さるようお願い致します。

その上最近はCPが節操無し状態になっておりますので、より一層ご注意願います。

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